桃太郎の曲のアレンジに挑戦!ロック風とボサノバ風にするポイントは?
今回は誰もが知っている桃太郎の曲を使って、アレンジに挑戦してみました。
ロック風とボサノバ風の2つを作曲してみたので、その記録動画とどんなことをしたのかを書いてみたいと思いますね。
なかなかイメージ通りにならなくて「アレンジって難しいなー」とは感じましたが、一応それなりの雰囲気は出せているはずですのでご覧ください。
桃太郎をロック風にアレンジ!
まずはロック風にアレンジをした桃太郎をお聴きください。
一応ロック風にはなっているかなと思います^^
ロックは聴きなじみのあるジャンルですし簡単に作れると思ったのですが、取り組んでみると意外と難しくて、なかなか思ったような仕上がりにはなりませんでした。
そこで、いろんな曲を聴いたり、本などを参考にして調べていってなんとか形にはすることはできましたね。
クオリティはともかく、あの桃太郎聴いて「ジャンルは何だと思う?」と聞かれたら、「ロックかなぁ?」とは答えてもらえるかと思います。
ロック風の曲を作る上で雰囲気が出せるポイントになった部分があるので、記録しておこうと思いますね。
まず行ったのがリズムの変更。
ベースやドラムのハイハットを細かく刻んだことでロックの持つ勢いが生まれたと思います。
もう一つ行ったのが楽器の変更。
メインのメロディをエレキギターに変えて、ギターやベースのサウンドを重視してみました。
アコースティックからエレキに変えるだけでもロック感が出たので、楽器の選び方はアレンジに必要なことだと感じます。
さらにもう一つ行ったのがテンポの変更。
キューベースはBPMが120で初期設定されているのですが、このテンポを150に変えたら、グッとロック風の雰囲気が出ました。
「リズム」と「楽器選び」と「テンポ」という3つを意識したらアレンジがうまくいきましたよ。
もっと細かい点にこだわれば、さらに雰囲気を出せると思うのですが、この3つを意識することでアレンジができるようになるのかなと思います。
それと、何かのブログだったと思うのですが、「キーを半音下げるとロックっぽさがより出る」という記事を読んだのでCキーから全体的に半音下げてみました。
私にはあまり変化は感じ取れなかったのですが、こっちの方が良さそうかなとは感じたので、半音下げた方を採用しています。
ロック風の曲調に関しては大体こんな感じです。
桃太郎をボサノバ風にアレンジ!
ロック風の次はボサノバ風にアレンジしてみました。まずはお聴きください。
個人的にはさっきのロック風よりうまくできたと思いますし、こっちの方が好きですね^^
私はボサノバ風の曲はけっこう好きで、歌詞が入っていないBGMを聴きながら仕事をしたりすることもありますので、聴きなじみがあるだけかもしれません。
ボサノバについて調べてみると中南米が起源の音楽でサンバやサルサからの発展したジャンルのようですね。
本場はブラジルのようですが、ブラジルって日本の裏側に位置しますよね。
対極にあるものって意外と共通点があったりしてなじみやすい、親しみやすいところがあったりしませんか。
北海道と沖縄は環境は違うけれど、観光地が多かったり難しい地名の読み方があったり、どこか似ている部分もありますよね。
そういった感じでブラジルには日系人の方が多かったり、親しみやすさをどこか感じているからボサノバも個人的には好きなのかもしれません。
ボサノバ風の曲にアレンジするのも先ほどあげた「リズム」「楽器選び」「テンポ」を意識することで雰囲気を出すことができました。
パーカッションでギロやカウベルを使っていたり、ドラムではなくコンガを使ってみると、よりボサノバ感が出てきました。
楽器そのものが雰囲気を出す大きなポイントになることも、ご当地音楽(?)にはあるようです。
例えば、日本の和風の雰囲気を出すなら三味線だったり、中華風の音楽ならドラなどですかね。
ワールドミュージックは使用する楽器でアクセントになるようなので、今後もしそういった作曲をする場合は意識しておこうと思います。
既存曲をアレンジする上で大切なこと
今回はアレンジをテーマに作曲してみましたが、一番大事だなと感じたのは「そのジャンルの曲をたくさん聴くこと」だと思いました。
基本的には本を参考にして打ち込んでいったのですが、ロックやボサノバの曲をいろいろ聴いて「こんな音の楽器を使えばいいのか!」「この刻み方で雰囲気が出るのかな?」などを探って仕上げていったところもあります。
「○○風であればいい」と思っていましたから、なんとなくでも雰囲気をつかめれば後は自分の感覚で曲を作っていけばアレンジできるようになると思いますね。
ですから、いろんな曲を聴くのが大事なことだと思いますし、ドラムの音やベースの刻み方、ギターのパターンなど一つの楽器に注目して自分なりに分析していくのが大切なのかなと思います。
明確な正解はないのが作曲のいいところだと私は思っているので、自分なりの桃太郎が作れて何だかちょっと嬉しいですね。
ちなみに、私が今回のアレンジをするにあたって参考にしたのは以下の本になります。
ロック風とボサノバ風という2つをイメージして今回は曲を作ってみましたが、本当は他にもサンバ風やテクノ風、ハワイアン風の曲も作ってみようと思っていました。
ただ、今の私の理解度と技術では桃太郎のメロディとうまく融合させることができませんでした。
もう少し知識が身に付いたらオリジナル曲でそういったエッセンスを加えられればと思います。
同じメロディでも全く違った曲のように聴こえるのは面白いなと感じましたし、自分でも作れたというのは成長できた気がして嬉しかったです。
また一つ勉強できた取り組みになったと思います^^
既存の曲を勝手にアレンジしていいの?
最後に補足のお話になりますが、作曲の勉強をするようになってから著作権というものを意識するようになりました。
ピアノの演奏をしていたときは、楽譜をそのまま転用しないなどの違反行為に注意していれば、演奏して動画をアップするのは問題ないとのことでしたので、そこまで気にすることはなかったですね。
けれども、作曲となるとピアノの演奏動画をアップするよりも少し制限が厳しくなるようなので注意点も増えた感じがしました。
アレンジをするにあたって既存の曲をいろいろ探してみたのですが、パブリックドメイン(著作権切れ)の曲であれば、特に申請などをせず自由にアレンジをすることができるようです…たぶん。笑
調べた限りでは桃太郎はパブリックドメインでしたので、今回アレンジの練習に使わせていただきました。
桃太郎は子供のころから聞きなじみのある曲だと思いますし、アレンジした雰囲気の変化が感じやすいのでやりがいがありましたよ。
もし、アレンジの練習をしたいと思っている方は桃太郎以外にもたくさんパブリックドメインの曲はありますし、童謡以外にもクラシックなど昔の曲はパブリックドメインになっている場合がありますのでチャレンジしてみたい方は調べてみるといいですね。
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